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《 玉葱の呟き 》 日本文明の危機の歴史
日本には文明の危機と言える事件が3回ありましたが、
先祖はその時々、守り抜いてくれました。
そこを振り返ってみます。
(1)元寇 1274文永の役 1281弘安の役:鎌倉幕府が撃退
日本の鎌倉時代中期、モンゴル帝国(元朝)と
高麗による侵攻です。
1.鎌倉幕府は元の情報収集していた
2.鎌倉武士団の優れた戦闘力
3.防壁の設置と集団戦の訓練をしていた
防衛しました。
(2)キリスト教の伝来
キリシタン大名が長崎などの土地をイエズス会に寄進してい
たことと、宣教師が日本人を奴隷とし売り飛ばしていたこと
を知った秀吉は、スペインやポルトガルの企みに気が付きま
す『まず宣教師を送り込み、懐柔した人々を操って味方に
し、次に軍隊を投入して人々を殲滅し、植民地にする』ので
す。この企みに対して秀吉は、伴天連を追放(1587)しまし
た。さらに、明を植民地化の防波堤とするために朝鮮に出兵し
ました。
1.世界一の鉄砲大国になっていて、戦国武士の戦闘能力が高い。
2.植民地化の開始、宣教師の段階であった。
キリスト教に対して最初の禁教令を出した(豊臣秀吉1596)
(3)江戸幕府による鎖国1612
江戸幕府の始めと終わりに動きがあります。
キリスト教に改宗した農民一揆で天草の乱、島原の乱がおきま
す。そこで幕府はキリスト教を禁止します慶長の禁教令(1612
です(1639-1854)。鎖国することで日本は文明の衝突を避ける
ことができ、植民地化することはありませんでした。。
その後、幕府は「オランダ風説書」の報告書を通して海外の動
向を把握していました。具体的にはペリー来航の目的やその時
の武器装備について、実際の来航の1年前から知ることができて
いました。ペリーとの交渉では、日米通商条約は認めず日米和
親条約だ けを締結しました。その後、幕府は海軍力を増強
し、江戸湾の防衛を強化しました。
再度ぺりーが訪日した時の交渉では横浜と長崎と函館を開港し
た。その後日米修好通商条約を結びましたが、日本の関税率
20%と他国の5%、2.5%より高く、異邦人の居住地を限定し、
行動を厳しく規制している内容でした。
1.オランダから情報を得ていた。
2.識字率99%とその当時の世界と比べてもダントツに高かった。
3.武士道を規範として幕府の役人の交渉能力が高かったのです。
(4)幕末の訪日外国人の日本人、日本の評価は
1. 無人販売所がありました(1859シーボルト)
2. M8以上の安政南海地震に普段と変わりなく
笑顔で復興に励んでいた。(1854ペリー)
清国の女性とは異なり日本の女性は男性と同様に知的な発展
に参加し、しばしば母国の文学にも精通していた。
3. 高潔かつ清廉であった。賄賂の要求は一度も無かった。トーマスグラバー)
4. 嘘、盗み、強奪、に嫌悪感を持つ(ルードルフ)(ツンベル
ク)
5. 健康、幸福、満足、笑顔、陽気 (オイレンブルク)
(ボーヴォワール)(リンダウ)(ペリー)(オールコック)
6. 文盲は1%程度でした。(1855フィステル)
7. 最先進国に勝る高い文化とモラルを持っている(ルイスフロイ
ス)
8.(ヒュースケン)は
『 この幸せな情景が今や終わりを迎えようとしている
西欧の人々が彼らの重大な悪徳を持ち込もうとしている 』
*幕末までの日本は「高潔かつ清廉で、嘘、盗みなどの犯罪を嫌
い、互いに思い遣り、助け合い、災厄いにも前向きに再起す
る、高い文化とモラルを持った人達の住む社会」であったと総
括出来そうです。
【日本と西欧との文明の衝突】
日本は近代化し、国力を付け
日清日露戦争で勝利した結果、長年列強国に苦しめられたアジア
諸国は植民地支配から独立するきっかけを得ました。
日本はアジアを植民地支配から解放した国と称賛されました。
大東亜戦争(戦後にはGHQによって禁止)では、都市への空爆で
非戦闘員を殺戮され、
さらに2個の原爆で無差別な虐殺を受けたのちに「降伏」が受け
入れられました。
その後の日本は、アジアを侵略した国という全く真逆の評価を受
けることになるのです。
終戦直後には、シベリア抑留や千島・樺太への侵攻、引揚者に対
する殺戮が行われたし、 国内では三国人の非人道的事件
(暴動)が多発していました。
【占領下で行われた日本文明の破壊】
連合国の占領下で日本文明の破壊が行われた事。
1)東京裁判:事後法で裁かれ、
〇平和に対する罪(A級犯罪):事後法
〇戦争犯罪(B級犯罪)
〇人道に対する罪(C級犯罪):一般市民に対して殺害
や絶滅、拷問などの危害を加えた者に対する犯罪を
指します。
●連合国の捕虜の虐待、終戦後の侵攻などの戦争犯罪は
不問にされました。 また、東京などの都市への
空爆や2個の原爆投下は無差別殺戮であり、
正当化されてしまいました。
2)焚書:戦時国際法で禁止されている7769点の本が焚書された。
3)日本出版法を発布(出版の自由)
3項.連合国に関し虚偽的又は破壊的批評を加えてはならない
4項.連合国進駐軍に関し破壊的に批評したり、又は軍に対し
不信又は 憤激を招くような記事は一切掲載してはならない
4)プレスコード:削除および発行禁止対象のカテゴリー(30項目)
●言論、表現の自由を抑圧した。
1.SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判
2.極東国際軍事裁判批判
3.GHQが日本国憲法を起草したことの言及と成立での
役割の批判
4.検閲制度への言及
12.満州における日本人取り扱いについての批判
17.神国日本の宣伝
22.戦争犯罪人の正当化および擁護
23.占領軍兵士と日本女性との交渉
特に、「3.GHQが日本国憲法を起草した」
●現憲法はGHQが作ったことが明記されている。
「2.極東国際軍事裁判批判」
●この裁判の正当性に疑問を持っている。
「23.占領軍兵士と日本女性との交渉」
●女性を襲った事件を認めている。
5)『ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム』
(英語:War Guilt Information Program)
"War Guilt"は、「戦争責任」
● ≪日本における「伝統的秩序破壊」のためにおこなわれた≫
1.日本と連合国、特に日本と米国とのあいだの戦いは、
現実には存在しなかった。
2.「軍国主義者」と「国民」とのあいだの戦いに
すり替えようとした。
3.すべては「軍国主義者」の責任であって、
米国には何らの責任もない
4.大都市の無差別爆撃も、広島・長崎への原爆投下も、
「軍国主義者」が悪かったから起った災厄であって、
実際に爆弾を落した米国人には少しも悪いところはない。
と、日本文明の破壊のための洗脳プログラムが行われた。
これは、戦時国際法で禁止されている行為であります。
『万国戦時公法』では占領軍の権利も義務も講和条約までの
期限付きであった。
とすると、占領軍による1.憲法作成、2.軍の駐留、3.WGIP
全てが違法行為であると思います。
【支那は戦争の準備をしている】
中華人民共和国は核を持ち、福建省に10万人規模の病院を建設して、空母を作り、
戦争の準備を整えております。
米国は、親中政権であり。日中の紛争に米軍は動きません。中華人民共和国が核で
恫喝してきたとき、米国は日本のために核戦争を戦うことは絶対にありません。
このままでは、日本は中華人民共和国の属国になってしまうのです。